Greyhound(グレイハウンド)で行くカナダ・マニトバ州35時間の旅

海外生活

ども!

マニトバ州の州都ウィニペグに移動してきました。
その際にGreyhoundという長距離バスを使ってみましたので、今後このバスを利用しようという方の参考になればと思ってまとめてみます。

長距離バスの大手、グレイハウンド

交通手段は他にもカナダの格安航空(LCC)のWestjet、大陸横断鉄道のVia鉄道がありましたが、値段と「カナダの広さを体感してみよう」という好奇心からバスを選択しました。

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旅程と値段

マニトバまでは35時間もかかるので、こんなにも長い旅程表になります。
読むのが面倒な方は飛ばしてください。

Greyhound Vancouver - Winnipeg

Greyhound Vancouver – Winnipeg

Transfer(乗り換え)が1回とか2回とか書いてありますが、途中で給油や清掃、ドライバーチェンジのために5,6回ほど強制下車させられましたので、そんなに関係ないかもしれません。MotoはTransferが2回と書かれていたバスに乗りましたが、実際にバスが変わったのはカルガリーでの1回だけでした。

元から安いけど、さらに安く乗りたい

Web Only Fare(Web限定プライス)よりもStandard Fare(標準料金)のほうが安くなっていますが、これはHi Hosteling Internationalカードを持っている人用の値段です。

Hi Hosteling Internationalカードを持っていると提携ホステルで若干の割引(3ドルとか4ドルほど)を受けることができるほか、Greyhoundで通常料金から25%割引を受けることもできます。

GreyhoundのサイトからもHi Hosteling Internationalカードを申し込めますが、値段設定が高くなっていて、送料まで取られるので合計で$40くらいになってしまいます。
直接Hi Hosteling Internationalの提携ホステルに行って作成することをオススメします。
MotoはHI-Vancouver Jericho Beachで作成したら$26ほどですみました。

疑問だったのはせっかく作ったHi Hosteling Internationalカードを確認されなかったことですね。
これなら誰でも割引対象になるんじゃないかって話。いやー、よくわかりません。

Motoはネットで購入したチケットを自分でプリントアウトして持っていったのですが、ターミナルでの受取りを選ぶこともでき、もしかしたらその場合はカードを見せる必要があるのかもしれません。

車内の設備

バスは2種類あって、グレードアップしてコンセントやWifiが搭載されているとホームページに書かれていた方に乗りたかったのですが、乗り換え前も乗り換え後も普通のバスでした。
グレードアップしたバスにはどうやったら乗れるのかは疑問のままです。
追加料金や時間帯によるのかと思っていましたが、バスドライバーに尋ねたら、「タイミング次第」と言われました。

ほんとに適当だなぁ……。

↓車内はこんな感じ。荒れた画像で申し訳ない。
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車内後部にはトイレあり。
2時間に1回くらいはサービスエリアのようなところで休憩をとりますが、それでも車内にトイレがあるのは人によっては安心かと。

乗客はドレッドヘアーやタトゥーびっしりのバックパッカーから、品の良さそうなおばあちゃんまで様々。
長時間乗車する人が多いせいか、話相手は見つけやすかったです。

乗車についての注意

  • プリントアウトしてあっても窓口で荷物用のタグをもらうことをオススメ。
  • 荷物に貼りつけたタグの半券は紛失時に備えてキープしておくこと。
  • 到着予定時刻よりも早めに到着することも多い。また移動して州を越えていくと時差が発生していくので、次の乗り換えのタイミングを間違えないように注意。
  • 車内はエアコンがかなり効いているので暖かい格好で乗車するか、ドライバーに調整を頼むこと。
  • 給油・清掃・ドライバーチェンジで車内から降りなければならないことが度々ありますので、貴重品は車内に残さないように。ゴミと間違われるものは捨てられます。
  • バスの乗り換えが行われるのか、ただの休憩なのかバスドライバーが説明(英語のみ)するので、ちゃんと聞いておくこと。乗り換え時は自分で荷物を受け取り、これから乗るバスまで持っていくこと。休憩の時間は10分だったり、30分くらいあったりと様々です。

↓Kamloopsという街の休憩所の様子。
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今回のMotoはカルガリーでバスの乗り換えでした。グレイハウンドで荷物を無くしたという方も多いそうですが、勝手に荷物の乗り換えをしてくれると誤解されていたケースが多いようです。

景色の変化

ブリティッシュコロンビア州 〜 アルバータ州

バンクーバーからバンフまでは景色の変化に富んでいて楽しめると思います。
ゴールデンという街からレイクルイーズ、バンフあたりは途中休憩で小川の近くまで寄ることができたり、空気の美味しさを味わえたりと素敵でしたよ。

アルバータ州通過中。

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菜種畑がのどかで綺麗。

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カナディアン・ロッキーってやつですかね、これが。

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レイクルイーズ。
川の水が超綺麗。
そして建物のデザインがMotoのイメージの中のカナダでした。

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荘厳な佇まいですな。

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バンフ。
ここでツアーガイドとして働こうと思ったこともあります。
こういう落ち着いた観光名所は好きですねー。
ツアー会社2社から採用を頂いてましたが、永住権取得を優先してお断りしていました。
「もったいないことをしたかな」と思ったくらい素敵な景色でした。

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建物がまた良い感じ。

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Via鉄道でやってくるとこの駅に到着するようです。

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カルガリーはなんかもう普通に都会でした。

アルバータ州 〜 サスカチュワン州 〜 マニトバ州まで

カルガリーからマニトバまでは本当に何もありませんでした。
無限に牧場が広がっています。そしてたまに牛と馬が点々と見えるくらい。

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たまに電車が見えます。ウィニペグのホステスで出会ったスイス人が「広くて快適だった」とのこと。

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特にサスカチュワン州の何もなさぶりは凄まじかったですねー。
Motoはそういう景色が好きなので苦になりませんでしたけど。

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なぜかレジャイナという街のバスターミナルはピカピカでした。
PCやケータイの充電コーナーもありましたし。
ウランの採掘でサスカチュワン州は潤っていると聞きましたので、そのせいかな?

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到着

Winnipeg James Armstrong Richardson International Airport 近くのバスデポに到着しました。
長旅の果てにバスのフロントウィンドウは虫の死骸だらけになってました。

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預けたスーツケースは無事受け取りできました。
まー、でもホコリだらけ。
仕方ないっすね。

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デポの前にWinnipeg内を走る交通機関のバス・ストップがあるので、これで街に向かいます。
市街地までは$2.45。

Winnipegは蚊が有名と聞いていましたが、市街では見かけないようです。
今のところ一匹も見ていません。

まとめ

やはり35時間バスに乗るのはさすがに堪えます。
バスのトランクに預けた荷物が亡くならなくて本当によかった。
飛行機の半分くらいのお値段でトライできますが、常識的に考えるならサクッと飛行機で移動したほうがよいかと思います。

「飛行機じゃ景色がよく見えないぜー」というMotoのように時間のある人は試してみると良い経験になるかもしれません。
よかったらやってみてくださいねー。

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