ども!
このブログはWordpressで書いているんですが、この間インストールしたPS Disable Auto Formattingというプラグインの影響で、過去記事の改行が無効になっていました。
読みづらくなってしまっていたことをお詫びいたします。m(__)m
さてさて。
6ヶ月間未満の就労でレイオフとなった今回のMotoのケースですが、それまで働いていた4ヶ月間は無効になってしまうのかというMotoの質問に対してMPNPオフィサーの結論は、
オフィサー「雇用主からのレイオフとなった経緯の説明と、移民として受け入れるべきという推薦もあるので、それを考慮し、あと3ヶ月間別の就業先でフルタイムの勤務をすれば申請条件を満たしたってことにしてあげよう」
とのことでした。
……ん?3ヶ月?
さらっと1ヶ月伸びてないかい?
Moto「6-4は2だと思うのですが…」
オフィサー「……ちょッ!い、いやこれは計算間違いとかじゃなくてだね、その、あれだよ。特別なケースだからね。特別なアレだから3ヶ月なんだよ、うん」
Moto「ええと、特別なのは分かりましたし有り難いのですが、プラス1ヶ月という結論に至った理由を教えていただきたいなと思いまして」
オフィサー「それはね、これが特別なケースだからなのだよ」
……うーん。
これ以上突っ込むと、「じゃあ、もういい!また6ヶ月フルタイムで働きなさい!」とか言われそうな気がしてきた。
ということで、ここは納得するしかなさそうですね。
さてさて、どうなることやら。
今は友人の働くレストランでフルタイムのディッシュウォッシャーをしてます。
仕事は結構ハードですが、最近は慣れてきましたし、この友人の作ってくれる賄い料理がべらぼうに美味いっす。
レストランが忙しいのは週末。
ですので、今のMotoは週の前半がお休みになっています。
この間にこれまで行けなかったマニトバ州の移民サポートを利用してみようと思って、Immigrant CentreとMB Startという2大施設のサービスを体験してきましたので、そのレポートを書きたいと思います。
Immigrant CentreもMB Startも以前の記事でさくっと触れてありますが、あの時はMoto自身が利用していなかったため、今回はそれよりももう少し詳しく触れていきます。
MB Startは原則として永住権所持者かノミニーの申請を通っている人を対象としてサービスの提供を行っていますが、Immigrant Centreは有効なワークパーミットを持つ外国人、Motoのようなワーキングホリデービザでマニトバにいる人物も利用できます。
どちらも「マニトバにいる外国人を支援する」という目的は一緒ですし、提供しているサービスも似通っていますが、その充実度という点では若干異なっています。
Motoの勝手な印象では、ワーホリでウィニペグにやってきた方は最初にImmigrant Centreを訪れ、仕事ゲットまでの基本的な情報や住居探しに関するヒントをもらい、永住権取得後の先々のキャリアや生活に関する情報がさらに必要な方はMB Startを次に訪れるのが良いのではないかなと思います。
まあ、両方とも無料で利用できる公的なサービスですので、両方とも行っておくのがベストですけどね(・∀・)
Immigrant Center(イミグラントセンター)
彼らのサービス内容は、Immigrant Centreのホームページを参照していただければ分かりますが、主要なところをザックリとリストアップしておきます。
- 仕事探しのサポート(求人情報の見つけ方、英文履歴書の執筆、ジョブフェアの紹介など)
- マニトバでの住居探し
- 料理教室
- 公的文書の翻訳、または記載内容の承認サービス(永住権所持者でない場合は有料)
- 語学学校
- マニトバでの生活、移住を目指す人々へのサポート
特筆するべきは英文履歴書の執筆でしょうか。
Motoはあらかじめ英文の履歴書を持っていましたが、それを見せたところ、よりカナダに適するように書き直してくれた上、10部ほどコピーをとってくれました。
印刷されたコピーがなくなり次第、再度Immigrant Centreを訪れることでまた10部印刷してくれます。しかも無料。
他の人の話を聞くとベースとなる英文履歴書がない場合も、経歴を口頭で説明するとそれをまとめて履歴書にしてくれるのだそうです。
有料でこうした履歴書の代筆をしてくれる会社というのは聞いたことがありますが、かなりの金額が取られます。それが無料とは……。
ただし、作成してくれた履歴書には内容が間違っている場合もありますので、完成したものを手渡されたら自身で必ず再チェックしてくださいね。
間違いを指摘すればその場で直してくれます。
その後も仕事が見つかるまでチョコチョコ電話で様子を聞いてきてくれます。
孤独な仕事探しをしていると心が折れそうになりますから、こうしたサポートをしてもらえるのは救いになるかと。
無料の英語教室はボランティアによって運営されています。
Motoはまだ利用していませんが、仕事探しの合間に顔を出して友人を作るのもいいかもしれませんね。
仲良くなると言えば気になる「料理教室」の項目ですね。
一緒に料理をしていれば自然と会話も弾むでしょうし、ご飯にもありつけて一石二鳥でしょう。
参加した事がある方は感想など教えてくださいませ。
MB Start(マニトバスタート)
基本的にはMB StartもImmigrant Centreも提供しているサービスの種類は似通っています。
施設としてはMB Startのほうが大きく、働いている職員の数も多いと思います。
Immigrant Centreではクライアント(移民、もしくは移民希望者)に1日で終了するワークショップや面談が多いのに対して、MB Startでは2週間続くワークショップがあったり、外部の企業や公的機関からの講師がプレゼンテーションに来たりしたりするなど、規模の大きめなサービスを展開しています。
永住権所持者やノミニーの審査通過者には仕事のマッチングサービスを提供しており、それぞれのキャリアにあった雇用先を紹介してくれます。
Motoが感じた民間の人材紹介会社との違いは、MB Startにとってのクライアントは「移民」のほうであることです。
彼らがマニトバに定住し、経済活動を行うことでマニトバの税収が増えることを考えると当然ですね。
そのため、民間人材紹介会社のクライアント=企業が求める人材でなかった場合に無視されるということがありません。
これはとても心強いことだと思います。
けど、残念なことにワークパーミットしか持っていないMotoはこのサービスが利用できないんですよね。
Motoが参加したプレゼンテーションは2つで、IT関連職の求人市場とレジュメの書き方、それと現役警察官によるWinnipegでの安全な暮らし方です。
想像はしていましたが、WinnipegではIT職のポジションはやはり小さいそうです。
ただ、中にはMTS(Manitoba Telephone Service)のような通信インフラ企業もあるので、そこでの仕事は可能性としてはあるようです。
治安についての警察官の説明ですが、やはりあくまで基本的な危険認識を怠らないというのが基本でした。
例えば、多額の現金を持ち歩かない、周りへの警戒ができなくなるのでイヤホンで音楽を聞きながら歩行しない、暗くなったら大通りを選んで歩くようにする、などですね。
なお、余談ですが、Winnipegでの警察官の仕事の給与は高めに設定されているそうで、エントリーレベルの警察官で4万ドル、シニアレベルになると9万ドルほどになるとか。
フィリピンから移民して警察官になった方が「家族と過ごす時間も大きく取れるのが嬉しい」と語っていました。
もともとフィリピンでも警察官をしていたそうですが、大変な思いをしていたそうで、カナダに移民してからは警察官になるつもりはなかったそうです。
ただ、待遇が非常に良かったために、再度警察官になることにしたのだそうです。
画像はMotoのワークショップが終了した時のものです。
これを終えるとCertificate(修了証明書)のようなものがもらえます。
「カナダの仕事環境とカルチャーについて勉強してありますよ」 ということで履歴書に書くのもありかもですね。
このワークショップはカナダの仕事環境やカルチャー、レジュメ作成、カナダの職場における福利厚生の説明など、2週間かけて教えてくれるワークショップです。
参加者はフィリピンからの移民が5割、インド3割、アフリカ1割で、日本人はMotoのみでした。
MB Start内にあった世界地図。
ご覧のようにフィリピンとインドからの移民が圧倒的に多い。
永住権を持たずに参加しているのもまたMotoだけでしたね。
ノミニーの審査を通過して永住権の審査を待っている、という段階の方はいました。
このMB Startを通して申し込むことで各種語学学校の割引が適用されたり、またRed River CollegeのContinuing Learning (生涯学習コース)が$60で受けられるようになったりと特典も多くあります。(※カナダで他の学校に通ったことがない、収入が年間$25,000以下、希望したコースが定員割れしていることなど、いくつか条件があります)
どちらの施設でも言われたこと
それは
「とにかくネットワーキングしろ」
ってことでした。
ネットの求人情報への応募、その結果を問い合わせるフォローアップの電話、街中で見かけ求人の告知に問い合わせを即座に行うのは当然のこと、極端に言えば出会う人すべてに声をかけ、希望する職種に関連する人であったら「仕事を探しているんだけど『アドバイス』をくれ」と尋ねなさいと言われ続けました。
「仕事をくれ」と直接言うのはさすがに躊躇われるので、そこを「アドバイス」に置き換えるとお互い嫌な思いをしないのだそうです。
これはなるほどですね。
確かに街中でよく見知らぬ二人が出会って会話を始めると「仕事はどう?」と話している人を見かけます。
永続的な雇用が一般的でなく、キャリアアップのためなら短期間での転職が当然のカナダの労働市場では、このネットワーキングが最も有効に働くのかもしれません。
ボランティアを通して仕事を見つけるというのも一般的で、無給で働きながら自分の能力を披露するのだそうです。
個人的には一部のボランティアと称している告知には疑問を感じる部分もあります。
「いや…それってただの搾取じゃない?」
という内容のものも中には一部ですがありますので、ご利用は計画的に。
久しぶりのブログになりましたが、今回はこのへんで。
ではでは~!