ども!
レイオフの一件からいろいろとドタバタ動いていましたが、少し落ち着きました。
先日、Manitoba Startというオフィスに行ってきてマニトバでの就職活動に関するワークショップを申し込んできたのですが、その際に担当のカウンセラーから言われました。
「レイオフなんてカナダじゃ全然珍しいことじゃない。入社して日の浅い人は特に対象になりやすい」
……だそうです。
このブログを読んでMPNPを通してカナダ永住権取得を目指そうと思う方々もいるかもしれませんので、マニトバレイオフ界のパイオニア(自称)であるMotoがこれまで行った対応を書いてみたいと思います。
11月28日(木曜日)レイオフ発表当日
状況が飲み込めていないので逆に冷静。部屋でひとりになってようやくヤバいことになったという実感が湧いてくる。
「ブログのネタとしては意外とアリじゃね?」
という変なポジティブシンキングになってきたので、とりあえずブログとFacebookに書いてみる。
ブログ開始以来、2番めに多いアクセス数を記録。
11月29日(金曜日)
各方面の方々から励ましのお言葉をいただく。感謝。
会社の上司にメール。自分がMPNPを通してカナダ永住権の申請を目指していること、MPNPオフィスへ状況説明する際に一言添えてもらえるようお願いなどする。が、返信はなし。
11月30日(土曜日)
狂ってしまった計画をどう修正しようかアレコレ考えて日が暮れた。
夕方から友人に紹介してもらったお店でディッシュウォッシャー(皿洗い)として働く。
家を出る際に会社の同僚が自分の住むシェアハウスの正面の家に住んでいることが偶然判明。
レイオフになったMoto達のことを心配してくれていたそうで、朝から職場での経験が活かせる同じ業種の会社がウィニペグにないか探してくれていたそうです。その会社の連絡先をいただきました。感謝。
Motoは人生で3度ワーホリをしていますが、今回で全てのワーホリでディッシュウォッシャーをしていることになります。
つくづく皿によって救われてきたワーホリだなぁと実感。
ディッシュウォッシングをしていると集中して次第に無心になっていくので、今の自分にはちょうどよかったのかもしれません。
12月1日(日曜日)
この日も皿洗い。
ディッシュウォッシャーとしてのブランクがキツく、無駄な動きが多いために余分な体力を使ってしまいました。
でも徐々にカンを取り戻してきました。
12月2日(月曜日)
午前中、会社を休んで土日の間に考えていた対策を実行。
MPNPオフィス(7th Floor, 213 Notre Dame Ave. 204-945-2806)で事情説明とアドバイスを求めようとしたものの、入り口に張り紙が。
あとで聞いた話によるとMPNPオフィスが停電だか火事だかで、一時的に使えなくなっていたみたいです。
なので、書類の受け取りだけは別の関連部署でやっているよって張り紙だったんですね。
ということで、地図に書かれていた場所にとりあえず行ってみました。
最大の質問は、
「Motoが働いた4ヶ月間は現在マニトバで働いているスキルドワーカーがMPNPを申請する条件となる、『同一の会社で6ヶ月間のフルタイムの就労経験』として加算されるのかどうか」
ということです。
受付の女性は親切でしたが、回答は残念なものでした。
「それはないと思う。新しくフルタイムの仕事を6ヶ月しないとCurrently working in Manitobaのカテゴリーで申し込むのはできないんじゃないかしら」
うーん、これまでの4ヶ月間がパーってこと?
これはちょっと心が折れる。
……いやいや、まだまだ絶望するには早い。
この人はMPNPオフィスの担当者じゃないハズだ。
「こちらで友人もできてマニトバとのつながりもあるだろうから、ポイント制のOverseas Skilled Workerのカテゴリーで申し込んだら?」
と、アドバイスもいただきました。
ふむ、それも一つの手かな。
(注:ポイント制で申請する場合の注意点ですが、マニトバに親戚がいる、友達がいる、働いたことがある、など何らかの形でつながりがないと申請自体できません)
ということで、毎週火曜日と木曜日に行っているというMPNP申請の専門家による説明会を予約してきました。
ここで質問して確かなことを聞くまでは心配するのはまだ早い。
その後はService Canadaという市役所的な施設に行ってEmployment Insurance(失業保険)について質問。
Motoは勤務期間が4ヶ月ほどしかなかったため、支給の対象になるかどうかホームページの内容を参照すると、まあアウトなんですが、レイオフという事情を考慮してくれるのではと思いまして。
Portage Place内にあるService Canadaの女性が言うには、
「働いた期間が短くてもレイオフということなら検討してくれるかもしれない。永住者かどうかというのは別にしてとりあえず申し込んでみてください」
ということでした。
ちなみに申請はオンラインで行えます。
他にも「レイオフの告知は2週間前になければ違法なんじゃないの?」という友人からの指摘があったので質問してみたところ、これについても説明してくれました。
1年未満の勤務の従業員には告知は1週間前で良いそうです。
だから社内のレイオフ組の中でも退社日が異なっていたんだなーと納得。
マニトバでのレイオフと解雇に関する情報はコチラを参照してください。
12月3日〜12月5日(火曜日〜木曜日)
ディッシュウォッシングの仕事が入ったり、残っている仕事を片付けたりしていました。
先週は騒然としていた社内の雰囲気も少し落ち着きを取り戻したようで、自分を含むレイオフ組は皆これからどうするか、それぞれに行動を起こしていました。
会社の同僚は皆気の良い人達だったので、彼らともうすぐ一緒に働けなくなるんだと思うとなんともテンションが上がりません。
ドライに割り切ってやっていかなきゃならんってのは分かっているんですけどね。
MPNP申請に関してサポートをもらえないかというメールの返信が来ていなかったので、別の上司にメールをしてみました。
そこで分かったのですが自分が最初のメールを送信した段階で、会社はMPNPオフィスにコンタクトしてくれていたそうです。
今回のレイオフがMotoたちMPNPを通して永住権申請を考えている従業員に非があるものではないことを説明してくれたうえに、彼らをマニトバに移民として受け入れることは利益になると推薦してくれていました。
MPNPオフィスの担当者からはMotoの申請の際にはこれまでの4ヶ月を考慮してくれるとメールをもらいました。
『考慮』ですので100%信用するわけにはいきませんが、これでCurrently Working in Manitobaのカテゴリーで申請するのも不可能な話ではなくなってきました。
12月6日(金曜日)
とうとうレイオフの日がやってきました。
朝会社にやってきたら、仲良くしてくれていた同僚の一人からお別れのプレゼントが机に置かれていました。
画像は包み紙をとったところ。
キーホルダーとしても使えるなんかいろいろ便利な組み立て式工具な感じのアレです。
機能美という言葉を愛するMotoにはピッタリと言えるでしょう。
良いものをもらいました。
お世話になった人々に挨拶を済ませたり、メールを送信したり。
お別れのメールを文章だけで済ませるのもなーと思い、
という画像を入れてみたところ、女性陣から好評をいただきました。
ちなみにMotoは猫アレルギーです。ネコ好きと誤解を招くようなことしてスミマセン。m(__)m
Youtubeとかで猫動画を観ているのは好きなんですけどね。
社長にもご挨拶。
自分から挨拶しに行こうとしていたのですが、逆に向こうから呼びかけられました。
彼とは直接話す機会はあまりありませんでしたが、毎朝各従業員のデスクを回っては、自分たちの名前と出身国の言葉で挨拶をしてくれる方でした。
たまに他の国の挨拶と混乱して間違われたりするんですけどね(笑)
「レイオフにしてしまった皆をなるべく早く呼び戻せるようにしたい。いま新規の仕事をとれるよう努力している。新しい仕事を見つけるためにReference(推薦状)が必要だろうから良いものを用意させよう」
と言いながら固く握手。
この推薦状は非常に重要なもので、これがあると仕事探しがとても有利に進みます。
特にウィニペグのようにローカル同士のつながりを大切にする土地柄ではなおさら有効でしょう。
ありがたいお話です。(・∀・)
そしてとうとう会社を去る瞬間がやってきました。
なんかもういろんな同僚からハグされまくりで、嬉しいやら照れるやら。
猫画像が効いたのか、女性陣からのハグが多かったです。
ありがたいお話です (´ω`)
……と、まあこんな感じで退社に至りました。
レイオフにはなりましたが、「できることがあれば何でも言ってね」と声をかけてくれたり、最後まで気にかけていただけました。
またいつか一緒に仕事ができる日が来ることを願っています。
さーて、次回はMPNPオフィスのセッションに参加してきた体験談を書きますよー!