ワーキングホリデー中の仕事探し

What’s going on, guys?(よう、みんなどうしてる?)
なんとなく普段勉強で見ているyoutubeチュートリアルの製作者Bucky Robertの口癖挨拶が頭に浮かんだのでコイツで挨拶してみました。

すごくいいチュートリアル動画で、これさえ観ていれば高いお金を出してプログラミングを学ぶ必要はないんじゃないかってくらい。
内容は英語ですが、まあ英語が流暢なだけじゃこのグローバル社会的なヤツじゃやっていくのはシンドいわけで、ついでにプログラミングでもこの人から学んでおくと後々助かるというか、Motoはもっと早くにこの人に出会っていたかったと思ってます。

カナダで仕事を探す

と、まあ、そんな見出しとは関係のない話は別の機会に詳しく書くとしまして、今回はMotoがどうやってカナダで仕事探しをしているのかをご紹介しようと思います。
基本的には過去に2回行ってきたオーストラリアのワーキングホリデーと同じやり方ですけどね。

そうそう、昔やっていたブログですが、当時のことはコチラに書いています。
今読み返すとなんか青春の甘酸っぱさ的なものが感じられてお恥ずかしいですが、よかったらどうぞ!

インターネット経由で応募

インターネット

まずはここからスタートでしょう。日本にいる時からできるし、素早く大量にレジュメ(履歴書)をバラまけます。
MotoはWeb関連の仕事に就きたかったこともあって、相当数のレジュメを送りつけてきました。
開始から1ヶ月で100は超えてるんじゃないかってくらい。

ワーホリ仕様レジュメ(職務経歴書)の書き方

レジュメの書き方のポイントとしてですが、こちらの人事担当、もしくはリクルーターはいちいち細かく内容をチェックしてくれません。どれだけシンプルに、かつ、自分がやってきたことのハイライトを表現できるかがポイントですね。
いや、日本のリクルーターさんも忙しくて細かくみてないよって言われるかもしれませんが、こちらはそんなレベルじゃないです。忙しかったら件名くらいしか読んでいないと思います。ユニークな件名をつけたほうが読まれるかもしれませんね。「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」くらい書いてもいいのかもしれません。

決してMotoのようにユニークすぎるキャリア(余命3ヶ月を医者に宣告されたら詳細を公表します)を正直に書き綴って3ページも書いてはいけません。
読むのがダルいです。

採用担当者がしっかりと業界知識のある方なら参加したプロジェクトや作品などで応募者の実力のほどを見分けてくれるかもしれませんが、そうでない場合、単純に勤務した年数、資格、学歴、推薦者の知名度などで判断されるかと思います。

いずれにしても、Webデベロッパーを目指しているもののキャリアもスキルも足りず、英語が話せると言ってもネイティブレベルではないMotoには成功率の低い方法でしたが、0%じゃないならやるのみです。

チャンスには条件反射で飛びつく

面接先

結果は1件面接までこぎ着けました。
わりと序盤の申し込みでヒットしたので、「おお、こりゃいけそうじゃわい」とか思っていたんですが、その1回が実は奇跡だったんですね。

面接はリッチモンドにあるカナダ企業で行われ、合計2時間30分もいただきました。
英語は大きな問題にならなかったと思いますし、自分のキャラクターもアピールできました。ただ、スキルのアピールは失敗してしまいましたね。
慣れていなかったというのもありますが、最初からプログラミングのソースコードをプロジェクタにでも映させてもらって、その解説をすべきでした。

あるいは面接先の会社が過去に作ったWebアプリケーションを見せてもらってそれについて意見するとか、実際に目の前で短時間で作れるプログラミングをしてみせるとか。

自分の場合は相手が気をきかせてくれて、いろいろなプログラミングに関する質問をテスト形式で投げかけてくれたので、それに答えていたのですが、やはりそれだけじゃ伝わらないですよね。

どんなデモンストレーションをして面接担当者に「只者じゃない!」と思わせるか、Motoの今後の課題です。

もちろん、他の職種だって応募しました。というか今現在もしてます。
夢やプライドだけでは食っていけないからね。
働くことで仲間ができて情報が集まり、人脈ができて仕事の紹介がくるってこともありますし。

ビザの強さ

ありがたいことに、ここBC州にはPNPプログラムという移民制度があるそうです。移民になるといえば高いスキルや確かな職歴、高学歴とかそういったものが必要とされがちなのですが、先住民がたったの3.3%しかおらず、他は全て移民の国であるカナダらしく広く門戸を開いているようなのです。日本語での解説はコチラ(移民の受け入れ制度は頻繁に変更されるらしいので注意!常に英語で公表される最新の情報を参考にしませう)。

ようはウェイターや、食品加工の仕事、ツアーガイド、ホテルのフロントデスクなどの職種でも永住権をゲットする可能性はあるよってことです。

当たり前だよって言われるかもしれませんが、ビザの強さというのは海外就職においてとても重要ッス。

あなたがもし経営者だとして、1年しか合法的に働けない外国人と普通の日本人のエンジニア、どちらを雇いますか?

そりゃその外国人が日本語メチャクチャ流暢で、スキルだってケタ違いに高く、しかも他の日本人と同じ程度の給料で構わないっていうんだったら、苦労して移民法を調べたり、お金をかけて就労ビザを発行するでしょう。

でも、ちょっとだけしか優秀じゃない人なら?
大抵の場合面倒なことを避けて普通の日本人エンジニアを採用するでしょう。ビザとか面倒なことしなくても済むし。

1年限定で雇ったとしても、仕事にも慣れてきてチームとも打ち解けて、さあうまい具合に働けるようになってきたぞってところで帰国されるわけです。んー、ちょっと微妙ですよね。
Motoのやっていることはそういうことなんです。

今持っていないものを欲しがっても仕方ない

結果が分かっていても敢えて挑戦する、自分より優秀な人が試して失敗していたとしてもやってみる、そういう精神が大事だと思いまっせー。
失敗して当然、うまくいったら収穫はデカい。いいじゃないですか、Youやっちゃいなよ。

まー、今のところは失敗続きなわけですが(笑)。

仕事探しの手段

話が脱線しまくってますが、ネットを使ってとにかく海外での仕事を見つけたいならこうしてください。
検索キーワードに「(国名) Japanese job」
その検索結果からメールアドレスを探して、とにかくひたすらレジュメを送信、送信、また送信。

カバーレターの内容は汎用性の高い内容にして、レジュメにも希望ポジション名とかは書きません。例えばMotoの場合、こんな感じにしてます。

Dear whom it may concern

Hello, my name is Moto.
I saw your advertisement to recruit “(ポジション名)”.

I strongly believe that the position you advertised is the best job for me.
Therefore, I would like to have a chance to meet you and explain why I think I’m the person you are looking for.

I have working holiday visa and it is valid until 19th June 2014.
This means that I can work for you about one year.
If you like my work performance, I would like to discuss with you to extend my stay in Canada.

Please let me know if you have any questions about my career.
I’m looking forward to hearing from you.

Best regards,

Moto

(以下、日本語訳)

ご担当者様

こんちゃー、Motoっていいます。
(ポジション名)の募集をしているって見たッス。

いや、マジで俺こそが最高の人材だと思うんスよね。
だからちょっと会ってどうして俺こそが君の探している人物だと思うのか、説明させてよ。

俺のビザはワーホリで来年の6月19日まで有効だよ。
ってことは君のために俺一年間も働けるじゃん。
でね、俺の仕事ぶりが気に入ったら、もっと長く働いてお互いがハッピーになれるよう話しあおうじゃないかね。

俺の経歴で質問があったら遠慮せずに聞いてくれよ。
じゃ、返事待ってるからねー。

Moto

……え?
英語が間違っている?(;・∀・)
ち、違うからね!これはホラ、わざとノンネイティブらしさを残したっていうか、ほら、日本にきた外国人だってカタコトのほうが可愛げがあるっつーか、狙いですよ、狙い!あえてやってるんです。いやー、どうして分かってくれないのかなー。

……失礼。ちゃんとした英語を覚えたい方は、ちゃんとした本を参考にしましょう。
あと自分で書いた後にネイティブにチェックしてもらったほうが確実ですね。

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んで、添付ファイルにレジュメを貼り付けて送る、と。
以上です。
これを100回くらい繰り返します。(2013年8月12日、補足を追記しましたので文末を読んでくださいませー)

質より量なワーホリレジュメ

よく本では「採用担当者の心をつかむために会社情報を入念に調べてカバーレターを書きましょう」とか書かれていますが、それは入社したい会社がカッチリある場合の人ですね。

自分みたいな野良犬人生を生きてきた人間は応募の数で勝負します。
高いポジションは望めないかもしれませんが、わりと海外の企業では身内を大事にする風潮があるように感じられます。

例えば、自社内でポジションの空きがでたら社外に募集をかけるより先に社内から人材を探すとかしますしね。それに無職状態じゃユトリを持って次の仕事先を選ぶこともできません。

まずとにかく仕事をゲットすること。
そのためにはレジュメは数です。汎用性です。

人脈

これも大事ですよね。現地で長く暮らしている人は当然知り合いも多くいます。

「僕仕事探しています」

というだけで、いろいろ紹介してくれることもあります。
ただ、紹介されているだけあって採用が決まった場合、「やっぱやめたいなー」と思ってもなかなか身動きがとれないということもありますが。

紹介があれば、そんなに大したキャリアや英語のレベルがなくても会ってくれる人というのは多くいるものです。

むしろ、海外だとそうしたネットワークのほうが重視されている気がします。だからこそ英語のレジュメには推薦者(Refer)を書くのが一般的なのかもしれませんね。

Referには前職の上司などの名前と連絡先などを書いたりします。で、どんな働きぶりだったかを説明してもらったりするんです。この制度は日本でもあったらいいなぁと思いますね。
今度機会があったら僕がとあるホテルからもらった推薦状も公開してみます。
退職時に推薦状がもらえた時の嬉しさは表現できません。

アナログこそ究極。最後は足で仕事を見つける。

靴

世の中は情報化社会かもしれませんが、やっぱアナログは強いッス。これは日本では一般的じゃないかもしれませんね。

まずA4用紙1枚のレジュメを用意します。
接客経験、飲食関係での勤務経験、英語のレベルなどをやや派手(英語のレベルに自信がなくてもビジネスレベルにするとか)に書きます。

プリントアウトします。とりあえず20枚くらいでいいでしょう。
海外ではお近くの図書館やネットカフェ(最近は数が減っているように気もします)でどうぞ。

それらを片手にバスに乗ります。MotoはバンクーバーではZone1の定期を買ってあるので、該当エリアは乗り放題です。詳しくはGoToVan様のコチラの記事をご参考に。

ちょっとカフェやレストランがあるなーっ思うエリアが来たらバスを降ります。
あとは訪問販売員のごとく店に飛び込んで、満面のスマイルで「Hello, how are you? I’m looking for a job. Any position available?」と聞くのみです。
アナログ極まりないかもしれませんが、案外合理的で採用担当者と直接話ができれば、その場で即雇用が決まって働き始めることも可能です。
小奇麗な格好でレジュメを配ったほうがいいですが、そうしたケースに備えて動きやすくて汚れても構わない格好で飛び込みましょう。

人気のあるエリアだったりすると、こういうことしている人がたくさんいて、嫌な顔をされるかもしれませんが、Motoのように「こんなとこ普通のワーホリでバンクーバー来た人は来ないよな。ガイドブックにも特集されていないような街だし」ってとこで配ると、意外と笑顔で受け取ってくれますし、仕事ゲットの確率もグイッと高まります。
投資の格言にもありますが、「人の行く裏に道あり花の山」ってヤツですよ。

ビビるかもしれませんが、度胸もつきますし英語の勉強にもなりますよ。カナダやオーストラリアでは見知らぬ人同士が突然会話を始めることなんて日常茶飯事ですから、変な目で見られることもありません。

考えようによってはタダで語学学校に通っているようなものです。しかも実践的
相手の言っていることが分からない時に備えてジョークを用意しておくと安心ですよ。
コメディ・ドラマとかを参考に編み出してください。

……Motoのジョーク?それは秘密ですw

いちばん大事なのは恥をかく勇気

いくつか方法をご紹介してきた結果、このブログ開始以来最も長文の記事となってしまいました。
最後にワンポイントアドバイスは「こうしたら失敗して格好悪いからやめておこう」とか思わないことかと。
いいじゃないですか、失敗したって。
失敗はあなたが挑戦した証拠です。新しいことに挑んだ証です。
恥をかくかもしれません。でも、いつか素敵な笑い話になってくれます

……ってまあ、半分自分に言い聞かせているわけですが(笑)
長くなりましたが、今回はこのあたりで。

ではではー!

2013年8月12日追記

豆知識を補足します。

レジュメを送るたびに内容を会社に合わせて個別に修正するのは面倒だからやらないほうがいい。
Motoのその考え方は今も変わっていませんが、ちょっとしたテクニックとして、レジュメを送信する前にターゲットとしている仕事に関連した記述については太字にしてから送るというワザがあります。

こうするとレジュメを読む人はどこを中心に読めばいいか分かります。
レストランにレジュメを配っていて、運良くマネージャーといきなり面接まで話が進んだとしましょう。
突然やってきたアナタにわざわざ時間を割いてくれるマネージャーさん。貴重なチャンスです。

でも忙しいマネージャーさんですから、ピンポイントでアナタのセールスポイントをアピールしなければいけません。
そこで太字にした文字が活きます。

参考までにMotoの手配り用レジュメは全部で400の英単語で構成されていますが、太字になっているものはたったの40文字です。
単純に言えば10分の1の時間で読めます。
ここで興味を持ってもらえれば、他の記述も読んでもらえるでしょうし、会話も発展していきやすいでしょう。
太字にする箇所は、直接結びつく職歴、過去の功績、TOEICのスコア、Facebookの友人の数など、履歴書の中でも最も有効と思えるものだけピックアップしましょう。

これなら、応募する仕事ごとに簡単に変更できますし、Motoがやるように100件以上ネットで応募する場合にも応用が可能です。
ぜひぜひご活用してみてくださいませー。

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